満月の晩、こねこがさんぽにでかけました。「ねえ、おつきさま。どうしてついてくるの? これから農場にミルクをのみにいくんだよ。いっしょにくる?」子ねこは、塀をつたい、木にとびうつって、屋根にジャンプ…! やっぱり月はついてきます。農場に着いた子ねこは、農家に入ってつぼのミルクを飲みました。でも、つぼといっしょに床に落ちてしまい、その音を聞いてやってきたのは…? 元気な子ねこを描いた、原書1954年のフランスの名作絵本。