1840年のアヘン戦争以来、日本は危機にどう対処してきたのか?戦後日本の光と影を語り、二十一世紀の日本の行方を探る。日本が誇る論客である、岡崎久彦と佐藤誠三郎による、十時間にも及ぶ白熱の討論が、いまここに。いまだかつてないユニークな見地から、日本という国家のかたちを二人が解剖していくその様は、スリリングとさえいえるほどである。