太陽の塔に込められたメッセージとは?
2018年に再生を果たした太陽の塔。本書は、生まれ変わった太陽の塔の“いま”、新たに発見された史料などの最新情報をもとに、2008年刊行の『岡本太郎と太陽の塔』を全面的に改訂したものです。初期のスケッチ、設計図、報告書などの計画資料、太郎自身の言葉をはじめ、種々の史料をふんだんに織り込むとともに、磯崎新、赤坂憲雄、椹木野衣、山下裕二ら太郎研究の第一人者の寄稿を収録。多角的な解説とヴィジュアル両面から、太陽の塔の意味や太陽の塔に込められたメッセージを読み解いていきます。既刊『太陽の塔』(2018)とは別の切り口から太陽の塔の全貌を俯瞰する本書は、同書の姉妹書であり、相互補完的な役割を果たすもの。両書を併読することで、太陽の塔への理解がより一層深まるように編集されています。