• Author松本修(プロデューサー)
  • Publisher集英社インターナショナル
  • ISBN9784797680300
  • Publish Date2018年10月

全国マン・チン分布考

誰もなし得なかった空前絶後の画期的大研究!
女陰語はなぜ大っぴらに口にできないのか?
学術的にも高い評価を得たベストセラー『全国アホ・バカ分布考』の著者が、
全国市町村への膨大なアンケートに基づき女陰・男根語の方言分布図を作成。
言語地理学で丹念に読み解き、古文書、春画などをつぶさにあたる。そして至った驚くべき結論とは。一気読み必至の面白さ!
放送禁止用語に阻まれた『探偵!ナイトスクープ』の幻の企画が書籍で実現!
カラー版女陰・男根方言全国分布図付き。
阿川佐和子さん推薦!
そこのあなた! ニヤけてないで。
本書はまことの学問です。
下品じゃない! 軽薄でもない!
この問題をこれほど真面目に分析解説した本が、かつてあっただろうか。
松本さん、よくぞ立ち上がってくださいました。
長らくモヤモヤしていた秘かな疑問がスカッと晴れました。

【目次より抜粋】
第一章 東京での「おまん」の衝撃
『日葡辞書』の女陰語/御所ことば(女房詞)としての「ボボ」
第二章「虎屋」の饅頭へのあこがれ
女児たちの「マンジュー」/「オマンコ」のたどった淫乱な運命
第三章「チャンベ」「オメコ」らの愛すべき素性
「チャンベ」「チャンぺ」の愛らしさ/入(い)りわたり鼻音「ベ」音の変化

第四章 女性の心に生きる「オソソ」
婦人語「オソソ」が使われていたころ/女陰名+「する」だけが「性交する」ではない
第五章 琉球に旅した『古事記』の言葉
『古事記』『日本書紀』と琉球のことば/古代の「パ行」が保存される先島諸島
第六章「チンポ」にたどり着くまで
「ヘノコ」は、何の子?/「チンボ」を最初に記録した近松門左衛門
第七章「マラ」と南方熊楠
権威の国民辞書『広辞苑』の落日/知の巨人南方熊楠、咆哮す
第八章 女陰語の将来
春画と日本の女性/童謡・春歌の「オマンコ」
第九章 今までの「おまんこ」研究
日本言語学界と「オマンコ」/『日本国語大辞典』第二版の「語源説」の特質
第十章「まん」を生きる人生
いい名前だなあ/依頼者は京のヴィーナス

結びの章 花咲く京の春の大団円
【著者プロフィール】
TVプロデューサー。1949年、滋賀県生まれ。京都大学法学部卒業後、朝日放送入社。『ラブアタック!』(75年)、『探偵!ナイトスクープ』(88年)など数々のヒットテレビ番組を企画・演出・制作。大阪芸術大学で教授を、関西大学・甲南大学・京都精華大学などで講師を務めた。
著書に『全国アホ・バカ分布考』『どんくさいおかんがキレるみたいな。』(共に新潮文庫)、『探偵!ナイトスクープ アホの遺伝子』(ポプラ文庫)ほか。

>> 続きを表示