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  • 著者パブロ・ネルーダ 松本健二
  • 出版社現代企画室
  • ISBN9784773818109
  • 発行2018年9月

大いなる歌

詩を読む(音読する)悦び、聴く楽しさ。
詩(ことば)によって想像力が膨らむ愉しみ。
20世紀スペイン語詩の巨人、ネルーダが謳う。
アメリカ大陸の過去と現在をつなぐ、壮大なる叙事詩、待望の完訳成る!
ホセ・ドノソ『夜のみだらな鳥』(水声社)に続く、ラテンアメリカ文学の金字塔。
本年の海外文学出版における最大の注目作!
「そのとき私は失われた密林の鬱蒼たる藪から
土の梯子をお前に向けて登った
マチュピチュよ
石段に抱かれた気高き都市よ
地と陸がその眠れる衣装に
隠し切れなかった者の住み処よ
そこでは稲光と人のゆりかごが
棘のある風に吹かれて
二本の平行線のように揺れる」
(本書「マチュピチュの高み」より)

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