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  • Author吉田基晴
  • Publisher講談社
  • ISBN9784065127797
  • Publish Date2018年9月

本社は田舎に限る

いま行政も企業も大注目のIT企業社長が実践する新しい仕事と生活。東京で起業して10年、ようやく仕事が増えてきて赤字から脱出。しかし今度は人が集まらない。追い詰められた社長が活路を求めたのは、地方だった。「半IT×半○○」を旗印にサテライトオフィス設立、そして翌年の本社移転。そこからすべては回り始めた。会社存続のために打った手だったが、そこから広がる仕事と人の輪。小さな会社から始まった日本の未来の形
いま、日本中が大注目! 「にぎやかな過疎地」づくり実践中の著者による新しい仕事と生活。
東京で立ち上げたITベンチャー企業。リーマンショックを乗り越えてようやく赤字を脱出。
しかし弱小企業の悲しさでいくら募集しても人が集まらない。
そこでとった窮余の策が徳島県美波町へのオフィス移転だった。
「昼休みにサーフィンができる会社」
「半IT半○○」(○○には自分の趣味を)を謳い文句に募集したところ、
大都市圏の若者から応募殺到。一挙に募集問題は解決。
と、話はここで終わらない。
実際にオフィスを移転してみると、いままで見えてなかったものが見えてきた。
会社の仕事だけではない、社員一人ひとりに期待される地域での役割、
限界ギリギリの過疎地ならではのさまざまな課題とIT企業ならではの課題解決方法。
田舎がのんびりしているなんてとんでもない。
田舎のほうがやることはいっぱいある。人がいないだけだ。
「半IT半○○」の生き方から「マルチX」の生き方、
都会と田舎のいいとこどりの「デュアルライフ」という生き方、働き方。
気がつくと、だんだんとさまざまな人が集まってきた。
人口減少は仕方ない。でもなんかいつもガヤガヤして楽しい。
「にぎやかな過疎」。
もしかすると、ここが課題先進国日本の最先端かもしれない。

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