「都会で働くちょっと個性的な大人の女でありたい!」
そのために、きょうも我ら女子は、
心と体にゴテゴテと甲冑を身につける。
それは、敵から身を守るためなのか、
それとも世間に認めてもらうためなのか、
はたまた自らの純粋な欲望の発露なのか!?
たとえばヨガ、赤い口紅、オーガニック生活……。
憧れ半分、天邪鬼な気持ち半分で手を出してみては、
うっかりはまったり、しっくりこなかったり。
手にとった甲冑を着たり脱いだり毎日は忙しく、
心のクローゼットはいつもパンパン。
ややこしき自意識と世間の目に翻弄されながら、
日々を果敢かつ不毛に戦う、本音しかないエッセイ集。
脳科学者・中野信子さんのラブレターのような解説も必読です!