近くの書店で在庫を調べる
  • 著者市橋秀夫
  • 出版社講談社
  • ISBN9784065133156
  • 発行2018年11月

大人の発達障害 / 生きづらさへの理解と対処

本書での発達障害は、外来に訪れる人で圧倒的に多い、自閉スペクトラム症を念頭においています。彼らの中心的課題は「生きづらさ」。子どもの頃には気づかなかったけれど、社会に出てなぜかうまくいかない。そんな自閉スペクトラム症の特性を「コミュニケーションの障害」「同一性保持の傾向」「イマジネーションの障害」の3つととらえ、その現れ方と対処法をできるだけわかりやすく解説。本人だけでなく周囲の人に役立つ一冊です
ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリースペシャル》
【特性に合った対処法を徹底解説!】
発達障害は精神科医でもなかなか理解しがたい障害です。
大人で「発達障害」と診断する場合、ほとんどは自閉スペクトラム症です。ADHDの人も若干はいます。本書での「発達障害」は、この二つ、あるいは合併の場合をさしますが、外来に訪れる人で圧倒的に多い自閉スペクトラム症を念頭においています。
精神科の現場ではDSM(米国精神医学会の『精神疾患の診断・統計マニュアル』)はスタンダードな診断基準です。ところが、その記述はたいへんわかりにくいと言わざるをえません。本書では、DSM-5をもとにして、自閉スペクトラム症の特性を「コミュニケーションの障害」「同一性保持の傾向」「イマジネーションの障害」の大きく3つととらえました。そのほかにも特性はいくつかあり、一人ひとり症状や程度は異なりますが、それぞれの特性が、どのような現れ方をして、どう対処したらよいのかをできるだけわかりやすくお伝します。
発達障害の中心的課題は「生きづらさ」です。子どもの頃には気づかなかったけれど、社会に出てなぜかうまくいかない。仕事は失敗ばかり、対人関係がうまくいかず、コミュニケーションがとれない……。こうした生きづらさは、同僚、部下、上司、あるいは配偶者など、本人と関わりある人たちにも深刻な問題をつくります。理解を深めるための症例には、生きづらさが生じやすい職場での課題を多く取り上げました。本人だけでなく、周囲の人にも役立つ一冊です。
【本書の内容構成】
1. 発達障害とは生きることの障害
2. 社会性の障害――人間関係がうまく保てない
3. 固執性――興味や行動が広がらない
4. 生きづらさを改善するために

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 新しい自分に目覚める4つの質問 / ストレスや苦しみから自由になれる「問いかけ」の力
  • ワイズカンパニー / 知識創造から知識実践への新しいモデル
  • すべては1人から始まる / ビッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力
  • 対話型マネジャー / 部下のポテンシャルを引き出す最強育成術
  • デュアルキャリア・カップル / 仕事と人生の3つの転換期を対話で乗り越える
  • ヤフーの1 on 1 / 部下を成長させるコミュニケーションの技法
  • どうやって社員が会社を変えたのか / 企業変革ドキュメンタリー
  • 人事と採用のセオリー / 成長企業に共通する組織運営の原理と原則
  • なぜ会社は変われないのか / 危機突破の風土改革ドラマ
  • 私が会社を変えるんですか? / AIの発想で企業活力を引き出したリアルストーリー

この本を寄贈した人