好評の『工学的ストーリー創作入門』に続く第2弾!
足りないのは、アイデアではない!
売れる物語に共通する「ストーリーの原則」を解説した、天才以外は必読のロジカルな創作指南書。
【6つの力】
パワフルな前提/ドラマ上のテンション/ 情報提示のペース/主人公への共感/疑似体験/語りの戦略
【本書の内容】
売れる物語には必ずこの6つの力が働いている!
ストーリーテリングのための最強の原則
前著『工学的ストーリー創作入門 売れる物語を書くために必要な6つの要素』で著者は「コンセプト/人物/テーマ/構成/シーンの展開/文体」という物語創作に必要な「6つのコア要素」について説明しました。
そして本書では、物語に働く「6つの力」について解説しています。
「6つのコア要素」と「6つの力」は別物です。
両者の関係は、本書に「6つのコア要素は道具、ストーリーの物理は本質的な力だ。道具を使って物理の力を変化させ、効果を出そうというわけだ。」とあるように、飛行機と引力、サーフィンボードと波という例えで表現できます。
よいストーリーには必ず「6つのコア要素」と「6つの力」の合計12の要件すべてが揃っています。
本書では、「6つのコア要素」についても触れつつ、「6つの力」について、そしてストーリー創作に必要な12の要件の関係性について詳しく説明しています。
どうして自分の作品がアマチュアの域を出ないのか疑問に思っている方もいるでしょう。
実はプロとアマチュアの差はこの「物語の物理」ともいうべき「6つの力」の生かし方にあるのです。
ストーリーに働く物理の力は、人によって違うということはありません。
普遍的な真実です。無視すると痛い目に遭います。
「どんなにアイデアやコンセプトがすごくても、物理的にだめなら失敗する」と著者はいいます。
引力や日光や気温のように決して無視することのできない「6つの力」を最大限に生かし、読者の記憶に焼きつく「売れる」ストーリーを書きましょう。