• 著者後藤正文
  • 出版社ミシマ社
  • ISBN9784909394149
  • 発行2018年11月

凍った脳みそ

「そんなことは業者に任せ、その時間で音楽を作ってくれ」この本を読んだファンはそう思うであろう。しかし心配は無用。この迂回、屈曲こそが音楽の、いやそれのみならず文学の、いやそれのみならず人生の本然なのである。   ――町田康氏

アジカン・ゴッチの音楽スタジオ「コールド・ブレイン・スタジオ」。 その空間で日夜起こる、脳みそが凍るほどに理不尽でおかしな出来事と事件。

様々な青年的な葛藤を経て、経て、経て、皮を剥いてヘタを取って、中から出てきた中年男性を鍋に入れて煮、冷蔵庫で粗熱を取ってから冷凍し、しばらくしてから取り出して皿に盛り付けたのがコールド・ブレイン・スタジオであり、本書である。とか言うと、わけがわからないかもしれない。が、この本はれっきとした音楽書であり、スタジオ作りにまつわる冒険譚でもある。とかなんとか言いながら、俺は今日もまたスタジオの音響について悩んでいる。――「あとがき」より

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 思わず考えちゃう
  • おやすみ短歌 / 三人がえらんで書いた安眠へさそってくれる百人一首
  • FLAT HOUSE LIFE vol.2 / 米軍ハウス、文化住宅、古民家...古くて新しい「平屋暮らし」のすすめ
  • 雑貨屋さんの製本教室 / 2時間で気ままにつくる
  • いじめ加害者にどう対応するか / 処罰と被害者優先のケア
  • 出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
  • まあるい りょうり レシピ