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  • 著者坂口三千代
  • 出版社筑摩書房
  • ISBN9784480023544
  • 発行1989年10月

クラクラ日記

敗戦の衝撃に茫然自失する戦後世界をランニング・シャツにパンツ一枚で走りぬけた男-坂口安吾。彼は一時期"戦後"の象徴だった。「堕落論」「安吾巷談」などで戦後文壇をはなやかにいろどり、やがてアドルム中毒のすえ狂気に追いこまれていく…。孤独の人安吾を捨身で支え、看護し、さまざまの事件の後始末に奔走した妻の座から、愛と悲しみをもって描き切った異能の作家の回想記。

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