1 トマソン観相の記-誰のものでもない路上のものにふと…こころ洗われる。(赤瀬川原平) 2 マンガのコマ学-はっとして、時間をあやつるコマの「ふと…」(夏目房之介) 3 都市の無意識=ダンボールの家-虚ろな街にふと…現われる、ホームレスが眠る場所。(宮本隆司) 4 「虫の知らせ」の大事-ふと…気がつけば回虫がそこにいる。(藤田紘一郎) 5 空想科学のひらめき-ふと…連鎖する空想科学の奇妙奇天烈(柳田理科雄) 6 「念・忘・解」の道-夢中になって、懸命になって、いつか忘れた頃に「ふと…」(森政弘) 7 「ふと…」する発明・発見-キネマティック・セレンディピティ 動く幾何学モデルより(C・シュワーベ) 8 認知の光景-無数の意味に囲まれてふと…アフォーダンスを生きている。(佐々木正人)