「お墓」がこんなに変わっていたなんて!
本書は「お墓、どうしよう?」「お墓、どこにしよう?」と悩む人たちの解決の一助になりますように、との思いも込めて綴った、新しいスタイルのお墓の見聞記である――。
新聞で近年、お墓についての広告を見かけるようになったと思いませんか?その中心は、まるでお墓に見えない「納骨堂」だ。
<見に行くと、まず外観に驚かされる。美術館や高級マンション、あるいはオフィスビルのように見える建物で、中に「お墓」があるとは到底見えない。(中略)かつてのお墓につきものだった、うら寂しい空気感など皆無だ。このようなカジュアルなお墓参りを喜ばしいととらえるか、脈々と培われてきた墓参の雰囲気がなくなって嘆かわしいととらえるか>(「はじめに」より)
いったい中はどんなふうになっているのか。いくらぐらいするのか。どんな人が”購入”しているのか。見て、聞いて、覗いた「お墓本」の決定版!
社会問題となっている「墓じまい」、「改葬」への密着や、納骨堂と同様、注目を集めている散骨や樹木葬なども取材。悩んでいる人、迷っている人の役に立つ1冊です。
【編集担当からのおすすめ情報】
代々のお墓を今後どうしていけばいいか、悩んでいる人が増えています。週刊誌や新聞でもお墓に関する特集をよく見かけますが、果たしてそれらが悩んでいる人たちに応えるものになっているのか。役に立っているのだろうか。そう疑問に思ったのがこの本の企画を立ち上げるきっかけになりました。
この『いまどきの納骨堂』では、いろんなスタイルのお墓を紹介しています。そのお墓を実際に井上さんが巡り、事業者はもちろん、そこのお墓を選んだ人たちにも話を聞きました。なぜそこにしたのか、悩みに悩んだ末に「ココ!」と決断した彼らの表情は総じて明るく、彼らはよくお参りしています。
そして聞けば、当初は新しいスタイルのお墓に嫌悪感や疑問を持っていたのが、ひょっとしたことから消えたり、減じた人が多いことが分かりました。
人それぞれ--の先にある、お墓への取り組み方は、きっとお墓選びはもちろん、終活、親やご先祖様との向き合い方の参考になるはずです。明るいお墓選びをこの本を読むことから始めて下さい。