1989年生まれ、異能の演出家・羽鳥嘉郎が1980年代演劇論に介入して、390超の脚注とともに再生を謀る。アマチュア演劇、身体障害、ジェンダー、第三世界、反差別などのキーワードから選択された8本の論考を21世紀の日の本にさらすことで、目の前にある「演劇」と「運動」の分断に抗う一冊。【本書のトピック】劇団態変、構成劇、神戸労演、ぶどう座、第三世界、大阪清掃部部落問題研究会、如月小春、絶対演劇派、メイエルホリド、ボアール、ブレヒト、青い芝の会…