間違いなく、朝鮮半島に新たな平和の時代が訪れようとしている。4月28日板門店南北首脳会談、6月12日シンガポール米朝首脳会談。この朝鮮半島の劇的変化を、半島の恒久的な平和体制を実現する絶好の機会と捉え、両首脳会談の意義、北朝鮮核問題をめぐる経過を追う。巻末に「資料編」として、主要語句の解説を付した。核のない朝鮮半島、平和な東アジアを実現する議論の叩き台として提示する。