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  • 著者小林道夫/著
  • 出版社中央公論新社
  • ISBN9784121019868
  • 発行2009年0月

科学の世界と心の哲学

科学や技術の圧倒的な進歩によって、私たちを取り巻く多くの現象が解明されてきた。そうした中、「認識論の自然化」、「心の哲学の自然化」と呼ばれる考え方が登場し、心も科学で解明されると主張する。本書では、近代科学が産声を上げた一七世紀に遡って、科学の目的と規範を明らかにし、心が科学によっては解明し尽くせないことを示していく。消去的唯物論や認知的アプローチなど科学主義路線の限界を示し、デカルトが提出した「心身合一」概念の豊かな射程を再評価する。

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