• 著者日上秀之
  • 出版社河出書房新社
  • ISBN9784309027609
  • 発行2018年11月

はんぷくするもの

すべてを津波に流された者、
波の飛沫一滴すらかからなかった者――
「私こそが正義であり、お前は悪なのだ」
毅(つよし)、30代独身、自営業、資格ナシ、友だちひとり。
タタミ十畳のプレハブ仮設商店で、今日も3413円のツケを巡る攻防がはじまる。
◎第55回文藝賞受賞作
選考委員・町田康氏、村田沙耶香氏絶賛!
小さい世界を描いているようで、広く深い根を張っている。悲惨と諧謔が同時に響く、無二の小説――町田康氏
一人一人がとても生々しく、声まできこえてきそうなリアルさで物語の中で「生きている」――村田沙耶香氏
◎メディアで話題!
読売新聞、産経新聞、東京新聞、共同通信、NHK盛岡、IBC岩手、岩手めんこいテレビ、岩手日報、河北新報他
早くも話題沸騰!

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