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  • Author石田千
  • Publisher小学館
  • ISBN9784093863544
  • Publish Date2013年6月

バスを待って

町の景色と人情が心に沁みる石田千連作小説
<いちばんまえの席があいた。となりのおじいさんは、いそいで移動して椅子によじのぼった。男のひとは、いつまでもあの席が好きでおかしい。> 夫をなくしたばかりのお年寄り、自分の進路に迷う高校生、上司とそりが合わず落ち込むサラリーマン、合コンに馴染めないOL……、季節、場所、人は違えど、バスにゆられて「明日もがんばるか」と元気を回復する二十篇。
第一回古本小説大賞、2011年、12年芥川賞候補の石田千氏の最新小説。「お洒落なイタリアンより酒肴の旨い居酒屋が好き」「流行のファッションより古着やナチュラル系の服が好き」という女性を中心に人気を博している小説家・エッセイストの、人情に溢れ、ほろっときたり、ほほ笑んだりしながら読める物語。

【編集担当からのおすすめ情報】
週間ベストセラー第1位!
(東京堂書店神田店 6月25日~7月2日)
ほかにも品切れ店続出。
ゆっくりとした流れで、バスのなかだからこその、人との路線バスには、他の乗り物にはないゆったりとした時間の流れがあります。そして、バスにゆられている乗客ひとりひとりに、それぞれ抱えている人生があります。穏やかに、でもじわーっと心にしみてくる石田千氏の小説は、思わず涙がこぼれそうになります。

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