江戸の四季の中、父子のあたたかな日々。
気弱な同心・立花伊織。与力様に怒られたり、同心仲間に手柄をとられたりしつつも、町を見廻り治安を守る。そしてその傍らには、我が道をゆく息子・巳太郎の姿が。初鰹・七夕・煤払い・雪うさぎ……父ひとり子ひとりの日々を、四季の移ろいとともに描く1冊。
【編集担当からのおすすめ情報】 ショートWEB連載が描き下ろしを加え待望の単行本化!名コンビとも言える父子・伊織と巳太郎、ふたりを見守る周囲の人々―――さりげなく想いあい大切に送られる日々に、じんわりと胸があたたかくなります。そして実はこの子、幼少期の『さらい屋五葉』名脇役・立花なのです。『五葉』読者も、そうでない人も楽しめる1冊です!