能力開発・人材育成の第一人者ケン・ロビンソン卿が示す、
生まれながらの能力(想像力、創造性、革新性)を
フルに発揮するための方法。
誰もが持つ「創造力」を発揮する方法についていち早く伝授し、
すでに第3版が発売された
「Out of Our Minds: The Power of Being Creative」の
日本語訳がいよいよ登場です。
ITの急激な進化などに起因する社会の急速な変化を乗り切るために、
誰しもが持つ「創造力(Creativety)」を発揮する必要に迫られています。
そのために社会や教育を変えていくと同時に、創造力に対する認識をあらため、
充分に発揮する方法を身に付けなければなりません。
その具体的方法を、著者による伝説のプレゼン「学校教育は創造性を殺してしまっている」
(TED再生回数5000万超で断トツ)と同様の、
平易かつユーモアのある語り口でケン・ロビンソン卿が解き明かします。
■「はじめに ― 第三版発行によせて」から抜粋
(全面的に改訂した第3版を出した)二つ目の理由は、私が過去の版で指摘していた問題の緊急性が下がるどころか、ますます高くなったことです。世界が複雑になればなるほど、私たちはそこで発生する難問に対処するために、創造性を発揮しなければなりません。しかし大半の人は、自分には創造力がまったく備わっていないと思いこんでいます。
本書『パワー・オブ・クリエイティビティ』では、「なぜ創造力がそれほど重要なのか」「なぜ人は、自分には創造力がないと思うのか」「そもそも、人がそう思うようになった背景はどういったものか」「この問題にどう対処すればいいのか」といった疑問の解決に取り組んでいます。
皆さんに備わっている創造力の豊かさや、それが自分に存在しないと思いこんでしまった原因について、本書を通じて理解していただきたいと思っています。また、本書によって、組織が自身に備わる革新を起こせる力を信じて、花開くための環境を創造できるようにもなればと願っています。そしてさらに、本書が教育に創造性をもたらすための革命を起こすきっかけになればと思っています。こうした点が、本書の狙いです。