ウェブ雑誌「レトル」を立ち上げた80歳の小説家・幸田まり子。よき相談相手であるくらはらの提案で、次はシャッター商店街の活性化に取り組むことになる。しかし、商店街の組合は衰退を受け入れており、商店街でファッションショーを行いたいというまり子の提案に興味を示さなかった。みんなが商店街から去るなか、老いてただ朽ち果てていくだけの商店街に自分を重ね合わせるまり子は、去りがたい何かを感じていた――。
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