ドミニカに行って見つけたのは、野球の原点だった。
野球が決して「苦しいもの」にならない国に行き、僕が考えたこと。
「僕がこの本を書こうと思ったのは、子供たちに野球の楽しさそのものを取り戻してもらいたかったからです。野球をやる子供たちがどんどん減っているのに、根本的な問題がほとんど話し合われていないように感じたからです」(エピローグより)
少子化を上回るペースで減っている少年野球人口。
それは、なぜか?
甲子園で勝つことを究極の目標にした「勝利至上主義」が、子供たちへの間違った指導を招き、たくさんの有望選手が将来の道を絶たれている。
その現状を変えるため、「日本の4番」が勇気をもって発言した。
自らの体験に基づく提言の書。
Part 1 僕はどのように野球に取り組んできたか。
・どこにでもいる平凡な子だった
・苦手なことをまず、徹底的にやる
・小学校4年生が転機だった
・成長痛をきっかけに体操に取り組む
・どこか冷めていた甲子園
・恩人との出会い……他。
Part 2 野球界は、変わらなければならない。
・「勝利至上主義」3つの弊害
・子供にバントは必要か
・練習時間や練習内容の見直し
・リーグ戦制度の導入
・年間140試合もする子供たち
・投手の球数制限が必要だ……他。
川淵三郎氏(一般社団法人日本トップリーグ連携機構会長)推薦!
「筒香選手の意見を取り上げれば、もっと多くの子供たちが野球を楽しめる!」