自らの価値観なしに相手の言い分をひたすら尊重してきた日本人と、自らの価値観のみをひたすら声高に主張する韓国人。第二次大戦後、両国はそんな関係をズルズル続けてきた。日本と韓国がいがみ合うのはなぜか。相互蔑視を超え、これから何をすべきか。新世紀の日韓関係を視野に、切れ味鋭い論評の渡部昇一と、気鋭の女流作家・呉善花が、各々の立場から問題点と解決法を、歴史、民族気質を踏まえ語り合う。