建築家・槇文彦はエッセイ「アナザーユートピア」で、建物からではなく、「オープンスペース」――広場、路地、道、原っぱ――から、都市の未来をいまいちど考えなおそうと問題提起をした。本書では、槇の問題提起を受け、さまざまなジャンルで活躍する若手からベテランまでが寄稿し、これからの都市のあり方に一石を投じる。執筆者 青木淳、塚本由晴、手塚貴晴、田中元子、伊藤亜紗、広井良典、ほか全16名。