批評は再生した。人文知のほんとうの再起動がここから始まる。『ゲンロン』創刊から3年。第Ⅰ期のあらゆる伏線を回収し、第Ⅱ期の飛躍を準備する、第Ⅰ期終刊号。中心として、1-4号の批評特集の補遺となる明治150年を見据えた共同討議を収録。併せてロシア特集補遺では、五木寛之を迎えての座談会とともに、バフチンの草稿を本邦初訳出。ゲーム特集補遺では新論考4本を掲載。現代タイのカリスマ作家・プラープダー・ユン、東アジア思想の精鋭・許煜(ホイ・ユク)など国際色豊かな連載も充実。