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  • 著者鵜飼秀徳
  • 出版社文藝春秋
  • ISBN9784166611980
  • 発行2018年12月

仏教抹殺 / なぜ明治維新は寺院を破壊したのか

興福寺阿修羅像、五重塔も消滅の危機にあった!



文明開化の明治にも光と影がある。その影の部分を象徴するのが「廃仏毀釈」である。

もともとは神仏習合状態にあった神社と寺院、神と仏を分離する政策だったのだが、

寺院、仏像などの破壊から、暴動にエスカレート。完全に仏教を殲滅してしまった地域もあった。

寺に保管されていた記録、史料などが焼かれたことで、その地域の「歴史」も消えてしまったケースすらある。

日本史上でも例が少ない大規模な宗教への攻撃、文化財の破壊はなぜ行なわれたのか?

話題作『寺院消滅』などを著し、自らも僧侶である著者が、京都、奈良、鹿児島、宮崎、長野、岐阜、伊勢、東京など日本各地に足を運び、廃仏毀釈の実態に迫った近代史ルポ。百五十年のときを経て、歴史が甦る!



【こんな事実が!】

焚き火にされた天平の仏像

仏具が京都・四条大橋に

比叡山から上がった”火の手”

廃仏のルーツは水戸黄門?

すべての寺が消えた東白川村

青山霊園、谷中霊園は神仏分離によって造られた

天皇家の菩提寺も消滅 ほか

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