• Author相澤冬樹
  • Publisher文藝春秋
  • ISBN9784163909578
  • Publish Date2018年12月

安倍官邸vs.NHK / 森友事件をスクープした私が辞めた理由

なぜ放送されないんだ!



政権を揺るがす「森友事件」の報道の最前線で活躍したNHKのエース記者が突如退職した。何があったのか?



著者は「森友事件」の発覚当初から事件を追い続けたNHK大阪放送局の司法担当キャップだった。次々に特ダネをつかむも、書いた原稿は「安倍官邸とのつながり」を薄めるように書き換えられていく。NHKでも検察でも東京vs.大阪のせめぎ合いが続く中、ついに著者は記者職からの異動を命じられた。記者であり続けるために職を辞した著者が、事件の核心、取材の裏側、そして歪められる報道の現在を赤裸々に明かす、渾身のノンフィクション。



はじめに

第1章森友報道は「忖度」で始まった

第2章一転して大報道合戦~小学校認可の行方~

第3章クロ現製作ですったもんだ~けんかの末に仲間に~

第4章注目を集めた籠池理事長夫妻の人物像

第5章国有地問題から補助金詐欺へ~焦点を移す検察の捜査~

第6章背任の実態に迫る特ダネに報道局長激怒

第7章籠池前理事長逮捕の舞台裏

第8章取材体制変更で担当を外された私

第9章森友事件追及弁護団(仮称・阪口弁護団)の活躍

第10章 近畿財務局職員の自殺が残した謎

第11章「口裏合わせ」の特ダネに圧力再び~プロの記者はこうして取材する~

第12章 強者記者列伝~5本の指に入る記者+と、もう一人の優れもの記者~

第13章 個性豊かな検事たちとの愉快なやり取り

第14章 急転直下の検察捜査、財務省は全員不起訴 ~そして私は記者を外された~

終章 NHKから大阪日日新聞へ~森友事件の取材は続く~



あとがき

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