• 著者南木佳士
  • 出版社文藝春秋
  • ISBN9784167545154
  • 発行2008年4月

こぶしの上のダルマ

人生の関所を通り過ぎたいま、苛烈な思い出と和解を果たす。どこからきてどこへ消えたのかもわからないままのおばさんも、折り合いの悪いまま逝ってしまった父親も、故郷の廃屋に茂る夏草さえ、いまはただ愛おしい。医者であり小説家である著者が、魂の再生を静かに描いて、深い感動を呼ぶ八篇の連作小説集。

>> 続きを表示