ショッピングと飲食の街・銀座にも、人びとが暮らし、子どもたちが路地を駆け回る時代があった。銀座で三代続いた天ぷら屋「天金」に生まれた著者が、自らの見聞と豊富な知識をもとに、風俗や街の変遷を物語る。銀座で生まれ育った大学教授ならではの"明治・大正・昭和の銀座風俗誌"。