目に思いをこめる。触れ合いで愛を感じとる。沈黙に多くを語らせる。動作と表情で、また時間、空間、色彩などとの関わりの中から、さまざまなメッセージを送り出し、そして受けとる…。このように、人間は間断なく非言語コミュニケーションを交わしている。この「ことばならざることば」の領域はとても学際的で、奥行きも深いのだが、この本ではそのあらましを判り易く紹介しながら、実用的な知識に「読書の楽しみ」も添えて提供したい。