知られざるフィンランドを代表するアーティスト、ルート・ブリュックを日本で初めて本格的に紹介する本。ブリュックは、1942年からアラビア製陶所の美術部門に所属。愛らしい陶板から公共建築の大型壁画まで、約50年にわたり多彩な作品を生み出しました。2019年4月、東京ステーションギャラリーで日本初の大規模展の巡回が始まるのに先駆けて刊行される本書は、ブリュックの代表作やフィンランドのラップランド地方を撮りおろした写真をふんだんに収めたビジュアルブックです。
ブリュックを読み解く9つのエッセンスで章立てを構成。知られざるアーティストの多層的で豊かな魅力を日本を代表するクリエイターたちの言葉から紡ぎ、美しい色と詩情をたたえた作品世界へと誘います。ムーミンやマリメッコのカラフルでかわいらしい世界とは一味違うフィンランドに触れる1冊です。