【世界は踊りだす】アメリカの風が香り、ちはやぶる神対応がある現代短歌の美をひらく新鋭歌人の登場!(加藤治郎)【5首】朝焼けのマーキュリーから夕刻のユレイナスへと向く羅針盤一枚の絨毯みたいなパリの夜の光を掬う航空写真本心もプラシーボだと笑ったら君は全てを閉ざしたシャーレリレハンメルの春夏秋は消えてゆくリレハンメルの冬と唱えば夜という夜の行き着く朝という朝まで君を抱きしめている