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  • 著者中野京子(ドイツ文学)
  • 出版社文藝春秋
  • ISBN9784163909639
  • 発行2019年1月

中野京子と読み解く運命の絵 / もう逃れられない

「怖い絵」「名画の謎」に続く注目のシリーズ第2弾!



何気なく見ていた有名絵画の奥底を知れば、

もう登場人物の境遇に心を寄せずにはいられない……!



世紀を越えた名画が私たちに突きつけるのは、

〈誰もみな、運命から逃れられない〉という現実。



表紙は印象派の先駆者マネの最晩年の大作『フォリー・ベルジェールのバー』。

華やかなパリの酒場に立つバーガールは、なぜ死んだ目をしているのか?

そして裏表紙に続く絵の右側には、怪しい男の気配……。

実は彼女は追い詰められ、今まさに運命の分岐点にいる――。

〈この作品は2019年9月からはじまる「コートールド美術館展」で来日予定。

本書を読めば、鑑賞が何倍も楽しくなるのでおすすめです!〉



ほか、絵画エッセイの名手・中野京子さんだから解き明かせる17の〈運命〉を収録。

◎グロの描いた、若きナポレオンにオーラを授けた「奇跡の一枚」

◎波乱万丈すぎるゴーギャンの「遺書になりそこねた名作」

◎シェフェールがエロティックに描いた「死に向かう乙女」の理想と現実

◎ターナーが戦艦に重ねた「イギリスの栄枯盛衰」

◎バーン=ジョーンズの「運命の車輪」が真に迫りすぎている理由

etc.



絵画32点はすべてオールカラー掲載、主要絵画は引き出し線の入った詳細解説入り。

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