本書は、マゼランからダンピアまでの16‐17世紀の航海について前置きしたのち、18世紀の航海者の中から、ブーガンヴィル,クック,ラペルーズの3人を選んで詳述した。要領のいい太平洋探検史である。巻末には彼らの航海資料からの抜粋があり、さらに19世紀以後のゴーガン、メルヴィル、スティーヴンスン、マーク・トゥエイン、ジャック・ロンドン、ピエル・ロティ、マティス等の太平洋に関する文章が集められている。