おそらく半径500メートル、いや1キロを見渡してみても「一番かっこいい」と思われること間違いなしの超美形男子高校生・永峰達也は、ある日、通学途中に清楚な美少女を見かける。「か、かわいい…」しかし、そこは、120%妄想男の達也。「告白」→「メアドの交換」→「初デート」→「それから…」の脳内シミュレーションのみが日々バージョン・アップされ、声をかけるまでに1年半経過。さらに、そこから手を繋ぐこともできない状態が1年も続いた(ああ、もう、じれったい!)。ところが、ひょんなことから、ふたりは「ともに物語を書く」という共通の趣味があることに気付く-。読書好きの少年少女・元少年少女必読の一冊。