まどさん生誕110周年―
編者があらたに、いまの視点で選んだ決定版が誕生します。
「まど・みちおさんの決定版をつくったら
ほかの何にも代えがたく
『ぞうさん』になりました!」
詩はどんな風に読んでもいい、とまどさんは言います。
しかし、「ぞうさん」の詩としては、自分はこう読まれたがっている、
というのがあるんだそうで、まどさんによると、
これは「ぞうに生まれてうれしいぞうの詩」なのです。
自分の存在を肯定する詩、子どもたちの生きる力になる詩を、
たくさん遺してくださったまどさん。
この本は、おおきな「まど山脈」にわけ入るときの
よき道しるべとなるでしょう。
すてきな絵も入ってあたらしい、童話屋のポケット版詞華集です。