• Author樺島榮一郎
  • Publisher北樹出版
  • ISBN9784779305900
  • Publish Date2019年3月

ある土地の物語 / 中島知久平・ヴォーリズ・レーモンドが見た幻

ごくありふれた場所が、突然、歴史の焦点となることがある。幕末の探検家・松浦武四郎、日産財閥重役、中島飛行機創業者・中島知久平、国際基督教大学計画の実現に尽力した人々、ミッショナリー建築家ヴォーリズ、モダニズムの探究者レーモンド。さまざまな人々の幻(Vision)が交錯する三鷹市大沢三丁目の物語を紐解く。後半は、ヴォーリズやレーモンドら歴代の建築家が手がけた建物細部の意匠を、豊富な写真資料とともに解説する。ヴォーリズとレーモンドの知られざるライバル関係など、多くの新発見を明らかにする本書は建築史としても興味深い。
ー目 次ー
 〈第1部 前 史〉
第1章 はじまりとしての泰山荘
第2章 中島知久平の時代 1940-1945
第3章 国際基督教大学による土地買収 1945-1949
第4章 困難を乗り越える 1948-1951
第5章 二人の建築家
 〈第2部 建 築 編〉
第6章 前期ヴォーリズ時代 1949-1954
第7章 後期ヴォーリズ時代 1954-1958
第8章 志村建築士事務所 1957
第9章 レーモンド時代 1958-1962
第10章 キャンパスの縮小
第11章 稲冨時代Ⅰ 1963-1967
第12章 稲冨時代Ⅱ 1968-1978
第13章 さまざまな建築家 1978-1981
補章 ヴォーリズの手紙-ある名建築家のコミュニケーション

>> 続きを表示