2018年8月に創刊され、刊行後すぐに重版された短歌ムック「ねむらない樹」。
半年の時を経て、vol.2が刊行になります!
巻頭の特集は「第1回笹井宏之賞発表」。
早逝の歌人・笹井宏之さんの没後10年に合わせて創設する本賞の大賞は、柴田葵「母の愛、僕のラブ」に決まりました。個人賞と合わせて、全50首を掲載します。大森静佳さん、染野太朗さん、永井祐さん、野口あや子さん、文月悠光さん、五名の選考委員による選考会の模様もほぼすべて収録します。
第二特集は「ニューウェーブ再考」。
創刊号の「ニューウェーブ30年」シンポジウム(穂村弘さん、荻原裕幸さん、加藤治郎さん、西田政史さん)を踏まえて、川野里子さん、東直子さん、水原紫苑さん、千葉聡さん、平岡直子さんらが論考を寄稿してくださいました。歴史を問い直す熱い議論です。
巻頭エッセイは俵万智さん、作品は小島ゆかりさん、笹公人さん、北山あさひさん、平井弘さん、渡辺松男さん、座談会「俳句と短歌と」(生駒大祐さん、大塚凱さん、堂園昌彦さん、服部真里子さん)、林あまりさんと東直子さんによる対談など盛りだくさんです。
ほかに高原英理さん、三辺律子さん、和合亮一さん、坪内稔典さん、松村由利子さん、山田航さん、大松達知さん、田村元さんほか豪華執筆陣。
短歌に詳しくなくても楽しめる、大充実の「ねむらない樹」vol.2です。