三和建設(本社:大阪市淀川区)は食品関連工場施設をメインとした中堅ゼネコン。関西を中心に、関東でも事業を展開し、従業員120余名で、90億円を売り上げる。4代目の社長、森本尚孝氏はこれまでの総合建設業からのイメージ脱却に取り組んでいる。承継する前、業績不振が続きリストラなどを行っていたが、承継した著者がまず手をつけたのが、経営理念を作り直し、会社がひとつになること。また若手社員からの自発的な提案を受け入れ、「社内マナーの徹底」「きれいな現場」を実践。。社員に対してはもちろん、顧客、取引先に対して、いわばサービス業としての位置づけを目指している。1947年創業し70年余。100年企業を視野にいれての今後30年、建設業という業界自体が変容している中、常にチャレンジをし続ける森本社長は何を目指しているのか。社員をパワーパートナーとして位置付ける森本氏に人を基軸にする経営を語っていただく。