メキシコ・メリダで両手にお菓子を持ってバスに乗り込み売る人、ボリビアの路上で文房具を売る人、タイではカスタマイズしたバイクでソーセージを売る人、そしてニューヨークのフードトラック……。著者が自分探しに出た世界一周の旅で、絶景より、有名な芸術作品より、美味しい食事より、感動をしたのが「路上ワーカー」たちの生き生きとした姿。著者が「路上の幸」と名付けた、路上を仕事場とする彼らの人間力が生む数々の幸について、考察します。