• 著者樹木希林
  • 出版社宝島社
  • ISBN9784800291929
  • 発行2019年2月

樹木希林120の遺言 / 死ぬときぐらい好きにさせてよ

「楽しむのではなくて、面白がることよ。 面白がらなきゃ、やっていけないもの、この世の中」
女優の樹木希林さんが2018年9月15日に他界されました。 本書は樹木さんが生前に遺した120の言葉を掲載しています。
老い、孤独、病い、仕事、家族、夫婦関係……誰もが人生で直面する 「壁」をどう乗り越えればいいのか――。 きっと樹木さんの言葉がヒントになるはずです。
『NHKスペシャル「"樹木希林"を生きる」』や朝日新聞の連載「語る人生の贈りもの」 のインタビュー、雑誌、専門誌、フリーペーパーでの発言に至るまで、 多岐にわたるメディアから、心に響く樹木さんのメッセージを厳選しました。 <ありのままの自分>を貫き、最期まで<自然体>で生きた樹木さんの
率直な言葉には、彼女の人となり、そして人生哲学が詰まっています。 生前、親交があった養老孟司さんからご寄稿もいただきました。 「自然体とはこういうことかと思った」 「男でいえば、将の器がある。身体は小さいし、 声だってとくに大きいわけではない。印象的な女性でした」 また、樹木さんの若かりし頃の秘蔵写真や、 懐かしのドラマの貴重カットなども多数掲載しています。
▼――本書に収録した<言葉>より
◯ときめくことは大切。 自分が素敵になれば、 それに見合った出会いも訪れるものです。 ◯どうぞ、物事を面白く受け取って 愉快に生きて。 あんまり頑張らないで、 でもへこたれないで。 ◯一人でいても二人でいても、 十人でいたって寂しいものは寂しい。 そういうもんだと思っている。 ◯嫌な話になったとしても、 顔だけは笑うようにしているのよ。 ◯本物だからって 世の中に広まるわけじゃないのよ。 偽物のほうが広まりやすいのよ。 ◯籍を入れた以上、引き受けていくしかない。 夫の中には今も、純粋なもののひとかけらがみえるから。 ◯がんがなかったら、私自身がつまらなく生きて、つまらなく死んでいったでしょう。 そこそこの人生で終わった。 ◯病気になったことでメリットもあるんですよ。 賞を取っても、ねたまれない。少々口が滑っても、おとがめなし。 ケンカをする体力がなくなって、随分腰が低くなったし。
▼――章立て
第一章 生――人生と幸福について 第二章 病――がんと病いについて 第三章 老――老いと成熟について 第四章 人――人間と世間について 第五章 絆――夫婦について 第六章 家――家族と子育てについて 第七章 務――仕事と責任について 第八章 死――生と死について

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