忠義を貫き、切腹するのが武士の一分なら、遺された者の一分とは…。刃傷事件後、ただちに赤穂に向かう京留守居役・小野寺十内と妻女・丹。吉良邸討入りから300年、ふたりの日々を通して描いた新たな忠臣蔵。〈受賞情報〉中山義秀文学賞(第9回)