• 著者なかがわえりこ おおむらゆりこ

そらいろのたね

ゆうじは宝物の模型飛行機を、森のきつねの宝物「そらいろのたね」ととりかえました。 家に帰って庭にたねを埋め、水をやります。次の朝早く見に来ると、そらいろの家が出てきました。家はどんどん大きくなります。ひよこが入り、ねこが入り、ゆうじが入り... とうとう家はお城のように立派になり、町じゅうの子どもが、森じゅうの動物が、どんどんやってきて入りました。 宝物を取り替えたきつねがやってきて、そらいろの家に驚き、飛行機をかえすから家を返せといいます。家からみんなを追い出してひとりじめしたきつねでしたが、そらいろの家はさらにどんどん大きくなって...

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