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  • 著者稲垣栄洋
  • 出版社PHPエディターズ・グループ
  • ISBN9784569842790
  • 発行2019年3月

敗者の生命史38億年

逃げろ。
なぜ、弱くても生き残れたのか?
生物に学ぶ画期的な生き残り戦略。
敗者――。この言葉に、皆さんはどのような印象を持たれるであろうか。戦いに敗れた敗者は、弱い存在であり、みじめな存在であり、憐れむべき存在に見えるかも知れない。しかし、本当にそうだろうか。(中略)38億年に及ぶとされる悠久の生命の歴史の中では、最終的に生き残ったのは常に敗者の方であった。そして、その敗者たちによって、生命の歴史が作られてきたのである。じつに不思議なことに滅び去っていったのは強者である勝者たちだったのだ。私たちは、その進化の先にある末裔である。言わば敗者の中の敗者なのである。いかにして時代の敗者たちは生き残り、そして新しい時代を切り拓いていったのだろうか(本書より)。
(おもな目次)
プロローグ 敗者が紡いだ物語?????38億年前
競争から共生へ?????22億年前
単細胞のチーム・ビルディング?????10億~6億年前
動く必要がなければ動かない?????22億年前
破壊者か創造者か?????27億年前
死の発明?????10億年前
逆境の後の飛躍?????7億年前
捲土重来の大爆発?????5億5000年前
敗者たちの楽園?????4億年前
フロンティアへの進出?????5億年前
乾いた大地への挑戦?????5億年前
そして、恐竜は滅んだ?????1億4000万年前
恐竜を滅ぼした花?????2億年前
花と虫との共生関係の出現?????2億年前
古いタイプの生きる道?????1億年前
哺乳類のニッチ戦略?????1億年前
大空というニッチ?????2億年前
サルのはじまり?????2600万年前
逆境で進化した草?????600万年前
ホモ・サピエンスは弱かった?????400万年前
進化が導き出した答え
あとがき 結局、敗者が生き残る
ナンバーワンではなくオンリーワンを目指せ。

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