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  • 著者真保裕一
  • 出版社文藝春秋
  • ISBN9784163910048
  • 発行2019年4月

おまえの罪を自白しろ

総理がらみの疑惑の渦中にある代議士の孫が誘拐された!

犯人の要求は前代未聞――「罪の自白」。

政界に激震が広がる中、代議士と家族の戦いが始まる!



「総理の友人に便宜を払うため、国交省や県に圧力をかけたのではないか」

衆議院議員の宇田清治郎は、こんな疑惑を糾弾され、連日、メディアに追われていた。その最中、三歳になる孫娘が誘拐された。

「記者会見を開いて、おまえの罪を自白しろ。今まで政治家として犯してきたすべての罪を、だ」



犯人が提示したタイムリミットは翌日の午後五時。

動機は宇田清治郎への怨恨か。それとも、総理の罪を暴くことにあるのか。

警察は、思い当たる過去の罪を事前に打ち明けてくれ、と宇田を説得する。

保身のための駆け引きに長けた「官邸サイド」と対峙するのは、宇田家・次男の晄司。



宇田一族、総理官邸、警察組織――。

三者の思惑が入り乱れる中、刻々とタイムリミットが迫る。

晄司たち家族の戦いが始まる!



政治家一族の身内が誘拐されるという、現実的に起こりうる危機を、圧倒的な迫力で描き出すサスペンス大作!

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