• 著者西山茂
  • 出版社東洋経済新報社
  • ISBN9784492602287
  • 発行2019年8月

「専門家」以外の人のための決算書&ファイナンスの教科書

数字と現場を結びつけて意思決定をすることで、
数字が意味をもち、現場を語るようになり、
さらに予測の数字などにも魂が入ってくるのだ。
仕事の数字の話は経理や財務の人に頼りっきり。
これでは、いけない。
経理・財務が専門家ではない、企画・営業・研究開発・製造などを担当している方々も、経営に関係する数字の活用方法を「ざっくり」理解しておくことが重要だ。
なぜなら、日々のビジネスの現場では、数字を含めたいろいろな視点からの見方を統合して、総合的に意思決定をすることが重要になるからだ。
ただ、会計や財務の専門用語と、ずらりと並ぶ数字に、苦手意識をもっている方も多いと思う。そこで、本書は数字の専門家ではないビジネスパーソン、リーダーが、経営に関係する数字のポイントをわかりやすく学べるように3つの仕掛けがしてある。
1つ目は、数字の専門家ではないビジネスパーソン、リーダー向けに、経営に関係する数字の中でも、重要な点に絞ってまとめていることである。
2つ目は、財務会計8テーマ、ファイナンス8テーマ、管理会計6テーマの合計22のテーマを取り上げている。それぞれのテーマはストーリーで始まる。学ぶポイントを、ビジネスの現場に即してイメージしてもらうために、テーマに関係するストーリー(物語)とその後日談を掲載している。また、各テーマの文章の中で、特に重要なポイントについては下線や点線を引いて、見逃すことのないようにしている。各テーマの最後には、重要なポイントを箇所書きにして、復習や再確認に役立つようにしている。
3つ目は、内容を理解しやすくするために、またイメージしやすくするために、具体例を数多く取り上げていることである。各テーマの中でいろいろな企業の事例を取り上げるとともに、テーマごとに1つ、あるいは2つほど、実際の企業をベースにしたケースを掲載している。本書は、具体的な事例を用いて、ビジネスの現場と経営の数字を結びつける実践力を養えるようになっている。

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