「マタギとは自然の調和を壊すものではないか?」という疑問を抱いた三四郎は、鉄砲を捨てることを決意し、老鷹匠・十兵衛の弟子となった。厳しい修練の末、ついに鷹匠となった三四郎だったが、阿仁マタギ雷レッチュウの長・辰五郎の手紙に導かれ、マタギの常識をことごとく打ち破るスネの小佐吉に出会った三四郎は、胸中にマタギの生命を赤々と燃えたぎらせていた。再び阿仁マタギの一員として山に向かうことになった三四郎を待ち受けていたものは!?