『時間学の構築』シリーズ第3巻。進化過程で生物が得た自律的な計時機構、なかでもヒト(およびその他の霊長類)の24時間周期の概日時計メカニズムに関しては、膨大な科学的知見が蓄積されている。これを現代人の概日時計の機能異常、健康被害の改善や疾病のリスク回避など、心身の健康へと還元すべく、専門家らが理系・文系の垣根を払い、「時間生物学」の可能性を探る。