楽譜の読み書きから基本的な和声学習までをカヴァー。
東京藝大教授陣が執筆する新時代のスタンダード!
はじめの一歩こそ本格派で──
初歩的な楽譜の読み方と理解に始まり、
現代音楽にも通用する音程の厳密な把握、
音部記号を利用した移調法の実践、
本格的な理論学習の導入となる和声の基礎、
そして歴史的な観点からの楽語や演奏記号の解説まで、
最高水準の音楽的知を結集した入門書の決定版。
東京藝術大学音楽学部および同附属音楽高等学校が採用!
これまでの楽典と、どこが違う?
◎東京藝術大学音楽楽部の音楽理論・ソルフェージュ教育に準拠し、
同附属音楽高等学校がはじめて教科書に採用する楽典。
2020年以降の同大学の入試問題は本書の内容にもとづいて作成されます。
◎音楽大学入試向けの暗記中心の練習問題と解答というスタイルはとらず、
教育・演奏・創作の現場に即した、より実践的で音楽的な記述を重視しました。
たとえば、いかにも入試用の「調判定」でなく、
より音楽的感性を重視した「調性分析」として解説しています。
◎楽典の基本的な内容である「楽譜の読み書き」だけでなく、
その後のソルフェージュ教育や和声教育にも連結する
音程・音階・和音・調・和声といった教程に多くのページを割きました。
執筆者のひとりでもある林達也氏の著作
『新しい和声』(弊社刊)への導入という役割を果たすとともに、
この『楽典』1冊でも基本的な和声の知識まで身につくように構成されています。
◎演奏記号・発想標語については、
その歴史的な成立過程に着目した音楽学的な記述となっており、
その記号・標語の根底にある意味を知ることができます。