小六向けに描かれた「ドラえもん」を厳選!
まんが「ドラえもん」の成り立ちをそのままの形で生かした初めての「学年別」ベストセレクション。
作者の藤子・F・不二雄先生が、読者の成長に合わせ人生にとって大切な知識や知恵を込めて描いてきた名作を、子どもたちはもちろん、親世代や、学校の先生方にも再発見していただけるシリーズです。
「ドラえもん」は、小学生にとってまんがの形を取った“総合的な学習”であり、本書はいわば、「ドラえもん」という“もう一つの教科”の教科書とも言えます。
もちろん漫画としての純粋な「面白さ」においても選りすぐり、子どもたちの一生の友となれるベスト・オブ・ベストの6冊ともなっています。
その『小学六年生』版は、「ポータブル国会」「モアよドードーよ、永遠に」など全16作品を収録。六年生が、国語、算数、理科、社会、図工、道徳などで学ぶ学習要素を、「同学年の」のび太と一緒に楽しく吸収することが出来ます。
ふきだしの中のセリフは原則として小学六年生までの学習漢字で表記。
巻末には早稲田実業学校初等部教諭の岸圭介先生監修による各話の学習ポイントを解説。
さらに、作家のあさのあつこさんによる解説エッセイも掲載しています。
【編集担当からのおすすめ情報】
六年生向けには”立場を入れ替えてみる”ことにより、自らを相対化したり、客観視したりする内容の名作がたくさん描かれています。「男女入れかえ物語」「昔は良かった」「パパもあまえんぼ」「ぼくよりダメなやつが来た」などでは、のび太といっしょにこれらの大切なテーマについて考え、気づく練習ができることでしょう。
最後のお話「シャラガム」では、のび太は「ぼくもそろそろ中学生」と、一大決心をし、将来のため勉強に励もうとしますが、さまざまな誘惑が降りかかります。そこでのび太の取った行動とは…。